泉山 肇先生からのメッセージ

医療連携支援センター センター長

泉山 肇

田中雄二郎先生、この度はご健勝にて退任されますことを心よりお祝い申し上げます。

田中先生に初めてお目にかかったのは、研修医1年目で医籍登録されて間もない頃と記憶しております。第2内科に入局させて頂き最初に循環器グループに配属され、受け持った患者さんがイレウスになり消化器グループにコンサルトさせて頂いた際、色々と厳しくご指導をいただいたことを今でも鮮明に覚えております。その後、縁あって医療福祉支援センター(現:医療連携支援センター医療福祉支援室)に専従の副センター長として赴任し当時センター長でいらっしゃいました田中先生と一緒に仕事をする機会を頂きました。最初の面談の際、色々とお話しさせて頂きましたが、「重要な職務であっても目立たない職務、難しく避けられがちな職務、評価されにくい職務があります。そういう職務に積極的に取り組もうと思ってこれまでやってきました。」と話されたことが強く印象に残っております。副病院長、病院長を歴任される中でその姿勢は一貫しており当方にとっても大変勉強になりました。医学教育は言うまでもなく、社会福祉の面に関しても積極的に取り組まれ、例えば医療ソーシャルワーカーを初めて当院に採用されたのも田中先生でした、数々の実績を残されました。今でこそ当たり前に行われている事の中には、田中先生が尽力され形になったものが数多くあることは言うまでもなく、医学部附属病院さらには東京医科歯科大学への貢献は計り知れないと思っております。本学がこれまでの尽力に対し正しい評価がされる組織であることを願うばかりです。

最後に、田中先生より賜った数々のご厚情に心より感謝を申し上げると共に、ご退任後の益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げご挨拶とさせて頂きます。