柿沼 晴先生からのメッセージ

消化器内科(肝臓病態制御学 准教授) 消化器内科
平成7年 東京医科歯科大学卒

柿沼 晴

私が最初に研修医として配属されたグループが「消化器」であり、田中雄二郎先生は当時の病棟での責任的指導医でいらっしゃったので、毎日の朝回診に同伴させて頂いておりました。その後に私自身が消化器専攻へ、そして大学院へと進んだ際には、直接の研究指導教官としてご指導を頂き、再生医学研究への道筋をつけて頂きました。大学院在学中に、田中先生が総合診療部の教授となられた際には、大変嬉しかったとともに、先生のご指導を頂けなくなるかと一抹の不安を覚えた記憶もございます。

大学院卒業後には総合診療部でご指導を頂き、これまで所属していた診療科ではあまり気がつかない、病院全体の運営、研修システムの運営、医学教育の新規開発などを詳しくご指導頂きました。その後、消化器内科に戻り留学先を決めかねていた時も相談にのって下さいました。現在も私は肝臓の再生医学を研究テーマとしておりますが、田中先生に一生のテーマを頂いたように思います。

育てて頂きましたことに、ご恩返しをさせて頂くことがなかなかできず、お恥ずかしい限りではございますが、これまでご指導を頂いたことに、心からの感謝を申し上げたいと存じます。

田中先生、本当にありがとうございました。またこれからもご指導を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。