角 勇樹先生からのメッセージ

大学院医歯学総合研究科呼吸器・神経系解析学 医学部 保健衛生学科 検査技術学専攻
呼吸器内科
平成元年 東京医科歯科大学卒

角 勇樹

田中先生に最初にお会いしたのは2000年頃、内科外来でした。一寸はにかんだ感じで「田中でございます」と声をかけていただいたのですが、その時には将来上司になるとは想像すらしていませんでした。2011年、大震災直後の4月から臨床教育研修センターで臨床研修をオーガナイズする仕事をすることになりましたが、ここでの仕事はエキサイティングなものでした。それまでは臨床、教育、研究に主に従事していたのですが、管理という今までと全く異なった観点の業務で大変勉強になりました。私は会議が嫌いで非生産的、非創造的なものと思っていましたが、田中先生が主催される会議は様々な観点から思っても見ない意見が出ることが多く、良い意味での緊張感があり視野が広がりました。田中先生との出会いが無ければマネージメントやリーダーシップなどの本は読まなかったと思います。また田中先生の運営は、まず裁量権を与えて自由にやらせて後で修正する方式で、田中先生はその人の才能を引き出す本当の意味での教育者だと思います。まだまだお若いのに退官されるのは惜しい気がいたしますが、新たなステージで今後もさらに活躍されると期待しています。繊細で多くの事柄に目が行き届き、ストレスも多いかと推量いたしますが、お体を是非大切にされてください。