鹿島田 彩子先生からのメッセージ

東京医科歯科大学医学部附属病院 総合教育研修センター 
発生発達病態学分野(小児科)
平成14年卒

鹿島田 彩子

田中雄二郎先生、ご退職おめでとうございます。

私は平成31年4月から北畑富貴子先生の後任として総合教育研修センターの一員として働かせていただきました。大学院卒業の際に小児科の森尾友宏教授からお話を頂き、卒後臨床研修や医学教育に関わる仕事と知った際は、今まで目を向けることがなかった分野に足を踏み入れることに大変身が引き締まる思いが致しました。初めて臨床医学教育開発学分野に伺った際に、田中先生と高橋誠先生の前で大変緊張したことを昨日のことのように覚えております。毎週金曜の昼の戦略会議は、私にとって視野の広がる学びの多い時間でした。戦略会議で挙がる話題は常に先進的で、新しい情報を取り入れながら常に俯瞰的な視点に立って医学教育を考えていらっしゃる先生の姿勢に、いつも感銘を受けました。また、卒後臨床研修ガイドの改訂の際も、デザイン刷新のために多くのアイデアを頂きありがとうございました。「シンプル」「スタイリッシュ」をコンセプトに掲げ、QRコードを活用した新しいスタイルの卒後臨床研修ガイドを作ることができました。そのほかにも先生のもとで私が新しく学び経験したことを挙げるときりがございませんが、初期臨床研修に関わる業務に加え、医学教育の面白さや難しさに触れ、大変多くの新しい経験をさせていただきましたことは、今後私の人生の貴重な糧になることと思います。先生の東京医科歯科大学の発展への多大なるご功績はこれからも長く受け継がれ、東京医科歯科大学の未来へと繋がっていくものと確信しております。最後になりましたが、田中先生の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。