小池 竜司先生からのメッセージ

医療イノベーション推進センター 膠原病・リウマチ内科 リウマチ学・感染症学・レギュラトリーサイエンス
1987年 東京医科歯科大学卒

小池 竜司

田中先生、このたびはご退任おめでとうございます。先生には、OSCEをはじめとする医学教育に関する業務でいろいろお世話になりました。しかし、この数年は教育から離れ、病院または大学の領域横断的な問題や管理運営に関する件で、継続して相談に乗っていただきました。

私の記憶では、田中先生と初めてお話したのは、20年以上前の内科外来で、第一内科の伝説的な膠原病専門医であったO先生のブースを挟んで一つ隣で診療をされていた先生が、O先生の大声についてご相談をされた時でした。いわば苦情であったわけですが、田中先生は独特の雰囲気と気遣いをもってお話され、好印象を持ったことを覚えております。当時はそれぞれが第二内科の消化器内科医と第一内科の膠原病内科医という立場であり、後にこのようにいろいろなことでお世話になることは想像もしませんでした。

田中先生が病院長になられたあたりから、臨床研究中核病院の申請、感染制御など、現在につながる事案でご相談する機会が多くなり、現在に至っています。先生には、無理をお願いしたり生意気を申し上げることも少なからずあったと思いますが、厳しいお返事であっても、常にユーモアとウィットを交えたご助言をいただけることで、課題を前向きにとらえて取り組むことができたと感謝しております。おそらく今後も、いろいろなことをご相談申し上げることになると思いますので、引き続きご指導いただけましたら幸いです。これからもお体に気を付けてご活躍ください。