大島 茂先生からのメッセージ

東京医科歯科大学 医学部附属病院 消化器内科 講師

大島 茂

この度は無事にご退任おめでとうございます。

私が田中先生の総合診療部で働かせていただいたのは2004年ごろです。初回の臨床研修マッチングにて欠員を生じるという衝撃の直後でした。当時、田中先生は研修プログラム大改革を主導されており、そのチームの末端の一人として多くのことを学ばせていただきました。現在の私は総合診療部にお世話になった2004年ごろの田中先生の年齢に近づいています。あの時の田中先生の持っていらした壮大なビジョンと高いモチベーションを持って日々働いているだろうかと自問自答しています。私は消化器内科において大学院教育(研究)を中心に担当させていただいており、専門医研修中の若手医師とともに研究しています。田中先生の示してこられた「若手医師に最良の教育機会を提供すること」を心に刻んで接していきたいと思います。私は田中先生のような話し上手ではありませんが、高い志を持って示していければと思います。

田中先生は疲れることなく益々張り切って走り抜かれました。現在、東京医科歯科大学の様々な問題に取り組んでいらっしゃり、特に東京医科歯科大学を根本から作り変えると言ってもいい医病歯病一体化という難題に取り組んでいらっしゃいます。後世にこの変革が語り継がれるのではないかと思います。

最後になりますが、長い間本当にお疲れ様でした。今後も大所高所からのご指導をお願い申し上げます。