福田 将義
現在の所属 | 東京医科歯科大学 消化器内科 |
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卒業年次 | 医53・H17年・2005年 |
田中雄二郎教授、ご退任おめでとうございます。在学中より大変お世話になりました。私の学年は、初期臨床研修必修化後の2期生の学年でしたが、その当時は情報が錯綜しており、私は学生として臨床研修をどのように選択するべきか良いのかよく分からず、雑多な情報に触れていました。そんな我々に授業終了後や定期試験の終了後に田中教授が度々教室にいらして、卒業後のキャリアプランに関してお話をしていただくことがありました。私は先生のお話を伺い、医科歯科大学で臨床研修を行うことに決めました。
私が先生にいただいたお言葉で一番心に残っていることは、「臨床研修は色々な科を回ることが大事なのではなく、色々な人に接して医師としての自分のロールモデルを見つけなさい」という言葉です。今思い返してみても、指導医の先生方や一緒に苦楽を共にした同僚、また担当した患者さんたちとの1つ1つの出会いが、私の医師としての考え方や価値観を形成してくれたと考えております。先生にいただいたお言葉により、色々な人との出会いを大事にして仕事ができたことが今の自分につながっていると考えております。また、指導医となった自分としては、研修医や後輩に医師としての姿勢を示すことができるよう日々心がけています。医師になって14年たちましたが、いまだに自分の心の中にあり、医師として仕事をする際の指針となっています。
現在、田中教授の後輩として消化器内科医として勤務しております。医師になって先生の姿勢に感銘を受けたことは、先生の外来患者さんが入院されると、病棟まで来ていただけることです。大変お忙しい中と思いますが、病棟に来ていただけることで、患者さんも非常に安心されます。患者さんを第一に考えて、診療にあたられている田中教授の姿勢を間近で見ることができ、臨床医としてのあるべき姿勢を行動で我々にご指導いただいております。
在学中から医師になり、消化器内科医となり様々な場面で先生にご指導いただけましたことを、心より感謝しております。また、今後も引き続きのご指導をいただけますようお願い申し上げます。